気象概況

低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方や東北地方では大気の状態が非常に不安定となっており、所々で雷を伴った激しい雨が降っている。

（気象庁より）

見通し（8/25 6:00現在）

【国土交通省】
○低気圧からのびる前線は25日夜にかけて北日本と北陸地方を通過する見込み。
○東北地方では今日25日昼前まで、北陸地方では今日25日昼過ぎまで、激しい雨が降り、１時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所もある見込み。
○明日26日6時までに予想される24時間雨量（多い所）は、北陸地方150ミリ、東北地方100ミリ、北海道地方60ミリの見込み。
○低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意。

被害状況（2017/09/03現在）

河川はん濫

秋田県大仙市では25日09:00ごろ、市内を流れる雄物川が３カ所（神宮寺、協和峰吉川、寺館）で氾濫した。※雄物川は7月秋田豪雨でもはん濫した。

住家被害

※秋田県：平成２９年８ 月２４日からの大雨による被害状況について（2017/08/31 16:00現在、秋田県災害対策本部）
※岩手県：大雨・洪水警報発表に伴う対応状況（2017/08/25 20:15現在、岩手県総務部総合防災室）
※石川県：大雨による被害の状況について（2017/08/25 16:30現在、石川県危機対策課）

支援状況

災害ボランティアセンター・社会福祉協議会

・秋田市社協：ローラー調査をしつつ、家財の運び出しなどの対応。また、秋田市災害ボランティアセンターが、週末に活動。
・大仙市社協：ボランティアニーズにつながるものなし（秋田県社協情報）
・仙北市社協：ボランティアニーズにつながるものなし（秋田県社協情報）

報道

・「２４日からの大雨　被害額が約１９億円に（秋田県）」（2017/09/02 12:33 秋田放送）

県内の被害額がこれまでに１９億円近くに上っていることが県のまとめでわかりました。
２４日からの大雨による建物への被害は秋田市や大仙市、五城目町など７市町村におよび、住宅の床上浸水が１１棟、床下浸水が９１棟、小屋などの浸水被害は６２棟でした。小学校など公共施設の浸水も７か所で確認されています。農林水産関連の被害額は１６の市町村であわせて５億７５００万円を超えました。河川や道路など、土木施設への被害額は１３億２０００万円を超えていて被害の総額は１９億円近くに上っています。大仙市などではまだ調査が終わっていないため被害額はさらに膨らむ可能性があります

・「秋田・雄物川３か所で氾濫　東北で激しい雨」(2017/08/25 12:09 NNN）※動画あり

秋田県では雄物川が大仙市の３か所で氾濫が発生しているほか、岩手県宮古市では増水した川に車が流され、乗っていたとみられる男性の遺体が見つかった。
　秋田県内では、２４日夜から激しい雨が降り、２４時間の雨量が２００ミリ以上に達したところもあった。
　住民「（先月の豪雨で）冷蔵庫、洗濯機、食器棚、流し台、全部取り換えていまこういう状況なので、本当に（水が）あがらないことを祈るだけ」

・「秋田 雄物川で氾濫発生 ３か所で」（2017/08/25 09:41 NHK）

秋田県内では、午前１１時現在、雄物川の３か所で氾濫が発生しているほか、２つの河川で「氾濫危険水位」を超えています。
国土交通省は雄物川が、大仙市内の神宮寺、協和峰吉川、それに寺館の３か所で、氾濫が発生したと午前９時すぎに発表しました。
大仙市の神宮寺観測所では、午前５時半に氾濫危険水位を超えて、午前９時すぎをピークに水位が下がり始めています。このほか秋田県内で氾濫危険水位を超えているのは、大仙市を流れる福部内川の大仙市中心部の福見観測所、それに由利本荘市を流れる芋川の松本観測所です。

「家に戻ってきたら家が水に」
雄物川が氾濫した秋田県大仙市神宮寺で住宅の床下が水につかった女性は「昨夜は避難所にいて、けさ家に戻ってきたら家が水につかっていた。先月の大雨でも床上まで水につかり、床を張り替えるなど復旧作業を進めていたさなかで、とてもショックです」と話していました。