地震諸元
| 地震諸元(気象庁) | |
|---|---|
| 発生時間(JST) | 2025/12/08 23:15 頃 |
| 震源地 | 青森県東方沖(八戸の東北東80km付近) |
| 緯度(北緯、度) | 41.0 |
| 経度(東経、度) | 42.3 |
| 規模(マグニチュード) | 7.6(速報値) |
| 深さ(km) | 約50km |
| 震度(6強) | 青森県:八戸市 |
| 震度(6弱) | 青森県:おいらせ町、階上町 |
推計震度分布
・推計震度分布マップ(気象庁)
・推計震度分布マップ(防災科学技術研究所)
気象庁の記者会見
防災事項
防災上の留意事項(気象庁)
・津波による被害のおそれがあります。沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。津波は繰り返し襲ってきます。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。
・揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
今後の見通し(気象庁)
この地域では過去に、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もありますので注意してください。特に地震発生から2~3日程度は、強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあります。
防災情報
北海道・三陸沖後発地震注意情報
内閣府、気象庁は、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しています。この後、1週間程度は、巨大地震の発生に注意を呼びかける情報です。
・避難場所や移動経路の確認
・すぐに逃げられるよう非常用持ち出し袋の準備
・家具が倒れないよう固定すること
・食料や水、トイレなどの備蓄品の確認
などを行い、統計データをもとにすると普段よりは発生の確率が高いことから、いつも以上の注意を、また、冷静な対応をお願するものです。
懸念事項
屋根等の応急処置・応急修理の担い手不足
自力では応急処置や修理が難しい世帯などで、家屋の被害がさらに進行することが懸念されます。
大雨・強風や屋根からの転落などによる二次被害等
土砂災害や建物被害、特に、屋根損傷による雨漏り被害なども心配されます。また、屋根への応急処置の際の転落などの二次災害も懸念されます。
⇒雨漏り対策に関しては、支援団体より屋内の雨漏り対策資料を公開
こちら
※令和元年の台風15号では、死亡事故も起きています
・『千葉台風 家屋修理で転落死3人 101人けが、停電3万7000戸』(2019/09/19 東京新聞)
台風15号で被災した千葉県で、家屋修理の際に屋根などから転落した事故が相次ぎ、少なくとも3人が死亡、101人が重軽傷を負ったことが18日、消防への取材で分かった。県は高所での作業は事故につながるとして、屋根にブルーシートを張る際は専門業者に依頼するよう呼び掛けている。
一人暮らし高齢者・障がい者宅などでの片付け
おおきな揺れで、家具の転倒や物が散乱している家庭も多く、片付けが一人では難しい世帯について、支援が難しくなる可能性。
⇒家族・親族や、地縁組織、ボランティアセンター等での感染予防しながらの支援やサポート
今後の地震や2次災害
一部損壊など、目に見えにくい被害の確認とフォロー
屋根上の被害などの一部損壊家屋は、被害状況が見えづらく、また、揺れの範囲も広いため、被害状況把握には時間がかかる可能性があります。また、一部損壊と言えども、屋根瓦の損傷などは、雨漏りで生活するのが難しくなったり、建物全体へのダメージにつながる可能性があります(島根西部地震や大阪北部地震、山形県沖地震など)。
被害状況
人的被害(全国・都道府県)
重傷:1人(北海道)
軽傷:14人(北海道、青森県)
※2025年12月9日6時現在、調査中含む
出典:『青森県東方沖を震源とする地震による被害及び 消防機関等の対応状況』(総務省消防庁)
住家被害
火災の発生状況
・青森市幸畑地区において、住宅火災が1件発生(鎮圧済)

