20170908 秋田県大仙市で震度5強の地震

地震諸元

地震諸元(気象庁)
発生時間(JST)2017/09/08 22:23
震源地秋田県内陸南部
緯度(北緯、度)39.5°N
経度(東経、度)140.4°W
規模(マグニチュード,mww)5.3
深さ(km)10
震度(5強)秋田県大仙市神宮寺

余震の状況

発生時刻震源規模最大震度
2017/09/09 19:41秋田県内陸南部M3.1震度3
2017/09/09 19:14秋田県内陸南部M2.0震度1
2017/09/09 15:25秋田県内陸南部M1.9震度1
2017/09/09 13:19秋田県内陸南部M1.7震度1
2017/09/09 11:52秋田県内陸南部M1.9震度1
2017/09/09 11:46秋田県内陸南部M1.8震度1
2017/09/09 11:42秋田県内陸南部M3.2震度4
2017/09/09 11:07秋田県内陸南部M1.8震度1
2017/09/09 8:57秋田県内陸南部M2.1震度1
2017/09/09 7:09秋田県内陸南部M1.8震度1
2017/09/09 5:58秋田県内陸南部M2.6震度2
2017/09/09 5:30秋田県内陸南部M2.0震度1
2017/09/09 1:50秋田県内陸南部M1.6震度1
2017/09/09 1:40秋田県内陸南部M1.8震度1
2017/09/08 22:45秋田県内陸南部M1.4震度1
2017/09/08 22:40秋田県内陸南部M1.6震度1
2017/09/08 22:37秋田県内陸南部M1.7震度1
2017/09/08 22:35秋田県内陸南部M2.4震度2

被害状況(2017/09/09 16:00現在)

被害概況

自治体名全壊半壊一部破損
秋田県4
-大仙市4
-神岡3
-西仙北1
報道

NHK等
・大仙市北楢岡の住宅で外壁が崩れる被害
・けがをした人の情報や、火災の発生の情報は入っていない
・美郷町の住宅で油を貯蔵しているタンクが倒れた(200リットルのうち、およそ20リットルがもれたが、火事などの被害はなかった)

報道

・『「歩けないほどの強い揺れ」 大仙市で震度5強』(2017/09/09 06:24 秋田魁新報) 
『8日に震度5強を観測した秋田県大仙市神宮寺地区では、夜間の突然の揺れに住民たちが驚き、不安を募らせた。(中略)
 勤務交代のタイミングだったファミリーマート大仙かみおか店には店員5人、客数人がいて、急な縦揺れに悲鳴が上がった。40代女性店員は「歩けないほどの強い揺れだった」。揺れが収まってから外に出ようとすると自動ドアは開かず、手で開けて客を外に誘導した。「どこかに隠れる間もなかった」
 7月の大雨で自宅が床下浸水した1人暮らしの小林カネさん(92)=同市神宮寺=は「この前も避難したばかりなのに。経験したことのない揺れで体がおかしくなりそう。今日は眠れない」と話した』
・「秋田県で震度5強 気象庁「1週間は同程度の地震に注意」(2017/09/09 24:35 NHK)
『「今回の震源の周辺では、平成20年の『岩手・宮城内陸地震』や大正3年の『秋田仙北地震』、それに明治29年の『陸羽地震』などマグニチュード7クラスの地震が起きている。また、今回の震源から十数キロ東には『横手盆地東縁断層帯』があるなど、地震活動が活発な地域だ。揺れの強かった地域では、今後1週間程度は、最大震度5強程度の地震に注意し、特に今後2、3日は規模の大きな地震が発生することが多くあり、十分に注意してほしい」と呼びかけています』
・「秋田県内陸南部で震度5強」(2017/09/09 24:32 NHK)
『震度5強を観測した大仙市の市役所の当直の男性は、「揺れたとき、ものが机などから落ちるようなことはなかった。建物が大きな音を立てて、10秒から15秒程度の縦揺れを起こした」と話していました。
震度5強の揺れを観測した秋田県大仙市の神宮寺地区にある酒の販売店の男性は、「ドンという音とともに短い縦揺れがあり、店内に並べていた酒ビンがたくさん落下して割れた。割れたビンを片付けているが、建物への被害はないようだ」と話していました。(中略)
秋田県で震度5強以上の地震を観測したのは、6年前の平成23年4月7日に宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震で秋田市などで震度5強の揺れを観測して以来です』
・「秋田 震度5強の揺れ 専門家「局所的に強い揺れか」(2017/09/08 23:25 NHK)
『東京大学地震研究所の古村孝志教授は「今回の地震は、内陸の浅いところを震源とする『横ずれ』と呼ばれるタイプの地震で、震源が浅かったために、震源に近い場所で局所的に強い揺れになったと見られる。今回の震源の周辺には活断層は確認されていないが、震源に近い場所では100年余り前の大正3年にマグニチュード7.1の『秋田仙北地震』が起きて90人以上が死亡したという記録が残っているほか、震源から東に十数キロ離れた場所には、『横手盆地東縁断層帯』という主要な活断層帯があるなど、地震活動が活発な地域だ」と話しています。
そのうえで、「震源が浅い地震の場合には、地震活動が続く可能性がある。今後も今回と同じ程度か、場合によってはさらに規模の大きな地震が起きるおそれがあり、しばらくの間、警戒が必要だ」と指摘』

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