2019/01/09 08:00更新
地震諸元
地震諸元(気象庁) | |
---|---|
発生時間(JST) | 2019/01/03 18:10 |
震源地 | 熊本県熊本地方 |
緯度(北緯、度) | 33.0°N |
経度(東経、度) | 130.6°W |
規模(マグニチュード) | 5.0 |
深さ(km) | 10 |
震度(6弱) | 熊本県和水町 |
震度(5強) | 熊本県熊本市北区、熊本県玉東町 |
気象庁記者会見
・危険な場所には立ち入らない
「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください」
・1週間程度は、震度6弱程度の地震に注意
「過去の事例では、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が発生した事例は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。特に地震発生から2~3日程度は、強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあります」
「平成31年1月3日18時10分頃の熊本県熊本地方の地震について」(2019/01/03)
警報等の引き下げ運用
【報道発表】(H31.1.3)平成31年1月3日の熊本県の地震発生を受け、揺れの大きかった和水町の土砂災害警戒情報及び大雨警報等の基準を当面引き下げます。 #危険度分布 にもこの基準は反映されますので、引き続きご活用ください。https://t.co/RnFAFwqT14https://t.co/wSXoUhBU7T
— 気象庁 (@JMA_kishou) January 3, 2019
【リリース】熊本県和水町で土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げて運用します。
揺れの大きかった地域で、雨による土砂災害の危険性が通常より高まっていると考えられるため。
平成31年1月3日18時10分頃の熊本県熊本地方の地震による地盤の緩みを考慮して。
詳細はこちら↓https://t.co/VeS7X2ZhVt— 国土交通省 (@MLIT_JAPAN) January 4, 2019
・「2016年熊本地震とは違う震源域」(2019/01/03 19:23 ウェザーニュース)
今回のこの地震、2016年に発生した一連の熊本地震の活動域からは少し北に離れており、これまでに知られている活断層はないエリアで発生しています
調査・研究
2019/01/04 地震調査委員会(政府)臨時会合開催
「熊本の地震 震源付近の緩い地盤が揺れ増幅 調査委員会が解析」(2019/01/04 21:10 NHK)
震源付近では地盤が緩く、揺れを増幅させた可能性があるという考えを示したうえで、「今後1週間程度は今回の地震と同じ程度の揺れが起きる可能性がある」として引き続き注意するよう呼びかけました。(中略)
そして、震度6弱の揺れを観測した熊本県和水町の地震波などを詳しく解析した結果、震源付近では地盤が緩く、地震の揺れを増幅させた可能性があるという考えを示しました。この周辺は「別府ー島原地溝帯」と呼ばれるひずみが集中している地域で、過去にも、今回と似た規模の地震が起きているということです。
また3年前に発生した熊本地震との関連については、この時の活動域から20キロほど離れていることなどから「熊本地震が直接的な影響を及ぼしたなどの関連は認められない」としています。熊本地震との関連については、3年前の地震によるひずみが今回の震源周辺に加わり間接的な影響を及ぼした、と指摘する専門家もいます。
被害状況
2019/1/08 17:00現在、NHK等報道、熊本県、総務省消防庁
市町村 | 人的被害 | 軽傷(名) | 住家被害 | 一部破損(棟) |
---|---|---|---|---|
益城町 | 1 | |||
菊池市 | 1 | |||
和水町 | 2 |
・「熊本県熊本地方を震源とする地震による被害及び消防機関等の対応状況」(2019/01/04 18:00 総務省消防庁)
・「平成31年1月3日(木曜日)午後6時10分頃発生の地震に係る被害情報報告について」(熊本県)
人的被害
けが人:3件
・益城町惣領(震度3):女性(87歳) 地震の揺れで転倒、首の痛みを訴える→病院搬送(19時前、熊本市内の病院) 意識あり
報道
・「和水町で震度6弱」(2019/01/04 00:03 熊本日日新聞)
JR九州によると、九州新幹線博多-熊本駅間で終日運転を見合わせた。熊本-新玉名、新大牟田-新玉名駅間の上下線で各1本が停止し、乗客計約280人が車内に最大約6時間閉じ込められた。上り列車内の女性(65)が血圧上昇、男性(35)が緑内障でそれぞれ救急搬送されたが、命に別条はないという
※熊本県内災害拠点病院 被害なし
家屋被害
和水町
・萩原地区:ブロック塀が崩れる(1件)
・町内ホテル:テレビなどが倒れた
・江田地区:空家の壁と瓦が崩れそう→町道を19:55より通行止め
・窓ガラスが割れる、壁が崩れるといった報告が数件あがる
※町では、4日午前7時頃から職員が町内を回り、地震の被害状況を確認する予定
→「被害調査は職員20人が5班に分かれて実施。午前7時に同町江田の役場本庁舎を出発し、前日の被害の報告が寄せられた菊水南小体育館や神社などを約2時間かけて見て回った。この日の調査で、新たに民家のブロック塀の一部崩落などを確認したという」(2019/01/04 14:00 熊本日日新聞)
インフラ
水道
断水なし
電気
停電無
通信
玉東町:電話線が切れ道に垂れ下がっている(停電なし)
交通
鉄道
・九州新幹線:停電、線路設備の点検のため、博多ー熊本間で上下線で運転見合わせ(終日)
―つばめ 乗客が車両内に残っている
・JR九州在来線は遅れがあるものの通常通り運行
<報道>
・「震度6弱 和水町中心に被害 引き続き地震への警戒を 熊本」(2019/01/05 03:55 NHK)
和水町の調査では、住宅の瓦が落ちたり建物の壁にひびが入ったりするなど少なくとも48か所で被害が確認されました。国指定史跡の江田船山古墳では、石棺にひび割れが5か所、剥がれ落ちた部分が4か所見つかりました。
熊本県によりますと、和水町のほかでも益城町では揺れで転倒した87歳の女性が軽いけがをし、震度4の揺れを観測した玉名市では尾田川の護岸に数か所のひび割れが見つかった
・「九州新幹線が立ち往生 車内に乗客280人閉じ込め 震度6弱の地震」(2019年01月04日 06:00 西日本新聞)
・「Uターンラッシュ直撃「どうすれば…」 熊本で震度6弱」(西日本新聞)
道路
・九州自動車道:みやま柳川IC-熊本IC 上下線で通行止め→解除
報道
避難所
和水町
最大で36人が避難した。
・中央公民館(和水町江田3883-1)
・三加和公民館(和水町板楠76):14人(中央公民館と合わせて)
・馬場区公民館:7人
熊本市北区
・植木文化センター:1人
・北部公民館
・龍田公民館
・清水公民館
荒尾市
・市役所:2人
・市民病院
玉東町
・福祉センター(20時30分に開設予定)
報道
・「熊本・和水町 地震から一夜 避難住民は」(2019/01/04 ANN)
避難した人:「これが前震かもしれないから」「この前の地震があるから、またということがあるかもしれないから、怖い」気温もかなり下がってきていて、マイナス2度ほどと、避難をされている人にとっては厳しい冷え込みとなっています
報道
・「」(2019/01/06 熊本日日新聞)
町内2カ所に設けられた避難所では同日[引用注:1月5日]も高齢者らが夜を過ごした。高巣泰廣町長は「余震が続いており、まだ安心はできない。警戒を続けたい」と話した。
・「正月暗転、住民「怖い」 激震の和水町」(2019/01/04 08:00 熊本日日新聞)
一方、震度5弱を記録した玉東町の稲佐ニュータウンでは激しい揺れで電柱が傾く被害も。近くの会社員(61)は「携帯電話の緊急地震速報よりも揺れの方が早かった」と恐怖が収まらない様子。妻(61)は「熊本地震のように何度も揺れが繰り返さなければいいが」と話した
現地調査・支援活動
災害ボランティア・支援団体等
震度6弱を記録した熊本県和水町への支援者・団体による現地調査が行われました。屋根の一部破損などがあり、ブルーシートによる応急処置がボランティアによりなされています。
肥後 孝氏(日本九援隊)
本日4日(金)は仕事始めでしたが、昼休みに急遽、昨日の熊本北部地震で被災した震度6弱の和水町に住むFB友人から要請があり、年休を取って現地調査に向かいました。 …
肥後 孝さんの投稿 2019年1月4日金曜日
・「和水町 新たな住宅被害の報告も」(2019/01/04 17:06 NHK)
「和水町江田では、4日午後、住宅の屋根の一部がゆがみ、瓦が崩れているのを近くを通りがかったボランティアの男性が見つけました。指摘を受けて、この家では今後の雨に備えようと、ボランティアの男性の協力を得ながら、ブルーシートを屋根にかぶせる作業が行われました」
KVOAD
本日改めて和水町役場、和水町社会福祉協議会を訪問。2019年1月3日18時10分頃に熊本県で発生した最大震度6弱の地震に関して、現在のところ深刻な被害は報告されていないことを和水町および和水町社協にて確認しました。今後発生する可能性のある…
今後の防災
余震等に備える共に、この機会に、ご近所への声掛けや家屋の地震対策、ブロック塀等の危険な個所がないかの点検、空家対策など、今後の防災につながる行動を。また、壁や家屋の破損など住家被害もあり、和水町では高齢化率が40%近くのため、悪質な修理業者などへの警戒も必要そうです。
天気予報
の天気
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こども・学校
通学路の安全点検・安全確保
・「安全点検」(2019/01/5 16:44 NHK)
冬休みを終えた子どもたちが、7日に小中学校に登校するのを前に、町の職員が5日、通学路の安全点検をしました。土壁の一部がはがれ落ちた道路沿いの蔵では、ネットを張ったり浮き上がった壁の表面をはがしたりして、危険を取り除きました。和水町建設課の牧野秀彦係長は「子どもたちが通学する道路の安全を確保していきたい」と話していました。
住家の耐震化
・熊本県住宅耐震化支援事業(熊本県)
ブロック塀等の点検・補強
・「ブロック塀の安全性を確保しましょう」(2018/11/07 熊本県)
ブロック塀は、プライバシーの確保や防犯等の役割を持っていますが、地震時に人命を脅かす凶器となる可能性があります。ブロック塀は私的財産であり、所有者の責任における管理が必要です。
一般的なブロック塀は、建築基準法施行令第62条の8や平成12年建設省告示第1355号で基準が設けられています。ブロック塀の安全性を確保しましょう。
空き家対策
この地震で、空家の外壁や屋根瓦等への被害が報道されています。余震等への警戒もありますが、今後に備えて、根本的な対策も必要とされそうです。
緊急地震速報への対応
熊本地方の緊急地震速報(警報)としては、2016年4月19日以来。地震よりも、携帯電話やテレビなどの警報音の方に驚かれた方も多かったようです。警報音に限らず、揺れを感じたら(今回は揺れが先に来た)、とっさのときに慌てない・固まらないように、身を守る行動を。同時に、安否確認もかねて、メンタル面のフォローを。
今日の地震でまた熊本地震を思い出して不安になっているお子さん達や高齢者の方もいらっしゃると思います。私も緊急地震速報の音と揺れでドキドキしました。気持ちを落ち着けるように皆さんで声を掛け合ったり励ましあったりして下さい。熊本市も国や県、関係機関と連携態勢を整えています。ご安心を❗️
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) January 3, 2019
心のケア
・「地震後トラウマで家に帰れない子どもたちのために」(熊本県 子ども発達支援センター)
熊本地震の後に、建物の揺れや物が落ちてきたことによるトラウマで家が怖くて帰れなくなった子どもたちがいます。そのような子どもたちのために絵本「やっぱりおうちがいいな」を作りました。おうちの方の参考になれば幸いです
ライブログ・SNS
※必ずしも時系列ではありません