現地時間の1月14日午前4時18分頃（日本時間14日午後6時18分頃）、南米ペルー沖で、マグニチュード7.1（USGS,修正）の地震がありました。気象庁（遠地地震に関する情報[第1号]）によりますと、震源の近傍で津波発生の可能性があるが、この地震による日本への津波の影響はないとのことです。米国の太平洋津波警報センタ－（PTWC）によりますと、ペルーで最大で１メートルの津波などのおそれがあるとの注意喚起を行いましたが、第3報にて津波のおそれはなくなったと発表しました。

地震諸元

被害推定（USGS）

被害状況（2018/01/16現在　現地当局、報道）

報道

「南米ペルーでＭ7.1の地震 １人死亡」（2018/01/14 21:54 NHK）
震源はペルーの首都リマから南におよそ５００キロ離れた沿岸付近で、震源に近いアレキパ県の知事は、これまでに１人が死亡したほか２０人が軽いけがをし土砂崩れなども起きているとツイッターで明らかにしました。
一方、ペルーにある日本大使館は「現地の報道では停電や道路が封鎖された地域もあると伝えられている。日本人の被害に関する情報は入っていないが情報収集を続けている」と話しています

「ペルー南部でM7.3の地震、 2人死亡65人負傷」（2018/01/15 08:03 AFP）
地元当局によれば、地震が直撃した沿岸部では日干しれんがでできている家屋が倒壊した。ペルー国家防災庁（National Civil Defense Institute）は「アレキパ州で2人が死亡したほか、これまでに65人が負傷したと報告されている」と発表した。同庁によると、軍用機がテントなどの救援物資を被災地に届けている。（中略）
ペルー政府の2014年の統計によれば、国内の家屋の47％に相当する360万戸が粘土や石、木材などの地震に弱い建築材料で建てられている

“Deadly earthquake shakes southern Peru“(2018/01/15 02:32[JST] CNN)
Two people were killed when a 7.1-magnitude earthquake shook Peru on Sunday, according to a regional governor. One of the two victims was a 55-year-old man crushed by a rock in Yauca, tweeted Yamila Osorio, governor of the Arequipa region in southern Peru. The other victim died in the same region, Hernando Tavera, president of the Geophysics Institute of Peru, told TV Peru, without providing further details.
At least 65 people have been injured in the cities of Arequipa, Ica and Ayacucho, also in southern Peru, the National Civil Defense Institute reported.

“Strong 7.1-magnitude earthquake in Peru leaves two dead, 17 missing“(2018/01/15 01:08[JST] REUTERS)
Peru’s health minister said 17 people were missing after an informal mine east of the coastal city of Chala collapsed following the quake. Several municipalities were without electricity, and many roads and adobe houses had collapsed, Osorio said. Many residents of Lomas, a coastal town, were evacuated after feeling an aftershock, she said.