気象概況(気象庁)
・台風第18号は、9月13日に宮古島付近を北上した後、17日11時半頃に鹿児島県南九州市付近に上陸した。その後、暴風域を伴ったまま日本列島に沿って北上し、18日21時にサハリンで温帯低気圧となった
・台風や活発な前線の影響で、西日本から北日本にかけて1時間に80ミリを超える猛烈な雨となったところがあり、大分県佐伯市で89.5ミリ、北海道大樹町で85.0ミリを観測し、いずれも観測史上1位の値を更新した。また、南西諸島や西日本の多いところでは、24時間の降水量が400ミリを超え、降り始めからの降水量が500ミリを超える大雨となった
・沖縄から北海道に至る広い範囲で風速20メートル以上の非常に強い風を観測し、南西諸島や西日本では風速30メートルを超える猛烈な風となったところがあった。また、17日には、宮崎県や高知県などで突風が発生した
気象情報
記録的短時間大雨情報
発表時間 | 発表元 | 情報 |
---|---|---|
2017-09-17 22:38 | 京都地方気象台 | 京都府記録的短時間大雨情報 22時30分京都府で記録的短時間大雨 京丹後市丹後付近で約90ミリ 伊根町付近で約90ミリ |
2017-09-17 22:18 | 京都地方気象台 | 京都府記録的短時間大雨情報 22時京都府で記録的短時間大雨 宮津市付近で約90ミリ 与謝野町付近で約90ミリ |
2017-09-17 21:51 | 京都地方気象台 | 京都府記録的短時間大雨情報 21時30分京都府で記録的短時間大雨 京丹後市網野付近で約90ミリ |
2017-09-17 20:47 | 神戸地方気象台 | 兵庫県記録的短時間大雨情報 20時40分兵庫県で記録的短時間大雨 たつの市付近で約110ミリ |
2017-09-17 15:47 | 大分地方気象台 | 大分県記録的短時間大雨情報 15時40分大分県で記録的短時間大雨 津久見市付近で約110ミリ |
2017-09-17 15:18 | 大分地方気象台 | 大分県記録的短時間大雨情報 15時大分県で記録的短時間大雨 佐伯市佐伯付近で約110ミリ |
2017-09-17 14:37 | 大分地方気象台 | 大分県記録的短時間大雨情報 14時30分大分県で記録的短時間大雨 津久見市付近で約120ミリ 佐伯市上浦付近で約110ミリ |
2017-09-17 9:07 | 大分地方気象台 | 大分県記録的短時間大雨情報 9時大分県で記録的短時間大雨 佐伯市佐伯付近で約110ミリ 佐伯市鶴見付近で約110ミリ 佐伯市米水津付近で約110ミリ |
河川
被害状況(2017/09/27現在)
都道府県別
都道府県名 | 死者 | 行方不明 | 重傷 | 軽傷 | 全壊 | 半壊 | 一部破損 | 床上 | 床下 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 1 | 6 | 177 | 12 | 71 | ||||
青森 | 1 | 3 | 40 | ||||||
岩手 | 1 | 15 | 7 | 17 | |||||
宮城 | 1 | 1 | 15 | ||||||
秋田 | 26 | ||||||||
山形 | |||||||||
福島 | |||||||||
茨城 | |||||||||
栃木 | 1 | 2 | |||||||
群馬 | |||||||||
埼玉 | |||||||||
千葉 | 1 | ||||||||
東京 | |||||||||
神奈川 | 3 | 2 | |||||||
新潟 | 1 | 1 | 17 | ||||||
富山 | |||||||||
石川 | |||||||||
福井 | |||||||||
山梨 | |||||||||
長野 | |||||||||
岐阜 | 4 | 18 | |||||||
静岡 | |||||||||
愛知 | 6 | 1 | |||||||
三重 | 1 | 1 | |||||||
滋賀 | |||||||||
京都 | 1 | 1 | 5 | 132 | 1134 | ||||
大阪 | 1 | 5 | 2 | ||||||
兵庫 | 1 | 5 | 1 | 1 | |||||
奈良 | 2 | 1 | |||||||
和歌山 | 1 | ||||||||
鳥取 | 30 | 69 | |||||||
島根 | 1 | ||||||||
岡山 | 1 | 3 | 61 | 375 | |||||
広島 | 1 | ||||||||
山口 | |||||||||
徳島 | |||||||||
香川 | 1 | 2 | 1 | 1 | 96 | 275 | |||
愛媛 | 1 | 76 | 238 | ||||||
高知 | 3 | 1 | 9 | 1 | 1 | ||||
福岡 | |||||||||
佐賀 | |||||||||
長崎 | |||||||||
熊本 | 1 | 1 | 1 | ||||||
大分 | 1 | 5 | 2 | 6 | 13 | 1490 | 1910 | ||
宮崎 | 1 | 1 | 1 | 171 | 27 | 47 | |||
鹿児島 | 1 | ||||||||
沖縄 | 8 | 7 | 4 | ||||||
全国 | 5 | 0 | 8 | 51 | 3 | 11 | 531 | 1940 | 4142 |
※総務省消防庁「平成29年台風第18号による被害及び消防機関等の対応状況等について(第12報)」より
報道
・香川県三豊市高瀬町で住宅の裏山が崩れ住宅のに流れ込み、ここで暮らしていた80代の女性と連絡がとれなくなっている(NHK)
・大分県津久見川や徳浦川から水があふれ、住宅の床下や福祉施設が浸水(NHK等)
・宮崎県国富町:住宅9棟で一部破損(突風が原因と思われる)
・宮崎県国富町:車が横転(突風が原因とおもわれる)
支援状況
災害ボランティアセンター・社会福祉協議会
大分県
・津久見市災害ボランティアセンター
・佐伯市災害ボランティアセンター(閉鎖)
・臼杵市災害ボランティアセンター(閉鎖)
報道
・「高知 四万十で2人が行方不明 朝から捜索へ(2017/09/18 02:55 NHK)」
『高知県四万十市では、17日、84歳の男性が家族に「船の様子を見に行く」などと言って自宅を出たまま行方がわからなくなっているほか、別の66歳の男性も外出したあと行方がわからなくなっていて、警察は、増水した川に2人が転落した可能性もあると見て、18日朝から捜索することにしています。
警察によりますと、17日午後4時半から5時ごろにかけて、高知県四万十市西土佐橘の西岡政晴さん(84)が「船の様子を見に行く」と家族に言って、近くを流れる四万十川に歩いて向かった後、行方がわからなくなり、17日午後10時すぎに家族が警察に届け出たということです。また四万十市西土佐下家地の農業、浦宗節夫さん(66)も、17日午後3時ごろに自宅を出た後、行方がわからなくなり、近所の人が警察に届け出ました。
警察によりますと、浦宗さんの自宅の前に四万十川の支流が流れているということです。四万十市には、台風の接近に伴って、当時、大雨と洪水、暴風の警報が出されていました。
警察は、2人が雨で増水した川に転落した可能性もあると見て、18日朝から周辺を捜索することにしています』
・「近畿 強風で転倒するなど 10人けが(午前0時)」(2017/09/18 00:50 NHK)
『近畿の2府5県では、台風の影響で17日、大阪、兵庫、京都、和歌山、奈良で強風で転倒するなどして10人がけがをしました。
大阪府内では台風の影響で4人がけがをしました。このうち吹田市のマンションの1室で住民の65歳の女性が外出しようとドアを開けたところ強風でドアに足を挟まれ、足の骨を折る大けがをしました。
また、寝屋川市では路上で45歳の女性が強風にあおられて転倒し、市によりますと左手を骨折した疑いがあるということです。
このほか茨木市では自転車で走っていた64歳の女性が、風にあおられて転倒し軽いけがをしたほか、大阪・住吉区のマンションでは部屋にいた15歳の少年が強風で割れた室内のガラスで手を切り、軽いけがをしました。
また兵庫県内では、3人がけがをしました。
このうち加古川市加古川町の路上で傘を差して歩いていた65歳の女性が、風にあおられて転倒し、市によりますと右足の骨を折る大けがをしたということです。
このほか兵庫県内ではたつの市揖保町で70代の男性が、神戸市東灘区で86歳の女性が、いずれも路上で風にあおられて転倒し、軽いけがをしたということです。
一方、京都府でも宇治市の路上で63歳の女性が自転車に乗っていたところ、風にあおられて転倒し、右足の骨を折る大けがをしました。
また、和歌山県では由良町で27歳の男性が海のすぐ側にある道の駅の自動販売機で飲み物を買おうとした際、押し寄せた波で転倒し、左足の骨を折る大けがをしたということです。
奈良市でも、17日夜遅く、市内の登美ヶ丘の住宅で、40代の女性が自宅の玄関先の階段で風にあおられて転倒し肩などに軽いけがをしたということです。
奈良市では17日午後6時ごろJR奈良駅前のビルの屋上に設置されていた看板3枚がが台風の接近による強風の影響で、相次いではがれて路上に落下しました。
看板は通行量が多い道路の車道部分に落下し、1枚が停車していたタクシーにぶつかりましたが、けが人はいませんでした。
兵庫県豊岡市城崎温泉の旅館「深山楽亭」では、裏手の川があふれて1階の廊下に浸水したということです。
深山楽亭の従業員はNHKの電話取材に対し、「午後9時ごろ、旅館の裏にある川から水が流れ込んできて、別館の石畳の廊下に浸水しました。けが人はいませんが、本当に急なことだったので、驚きました」と話していました。
このほか、滋賀県長浜市では17日夜、住宅の敷地にある物置小屋が風で飛ばされて上下逆さまにひっくり返り、近くに止めてあった2台の乗用車に覆いかぶさりました。けが人はいないということです。
また兵庫県加東市では上中地区の田んぼの用水路の水があふれ、住宅1棟の床下が水につかったということです』
・「台風18号 中国地方で被害(午前0時)」(2017/09/18 00:44 NHK)
『広島県では、17日午後7時ごろ、府中市の市道で道路脇の木が倒れて走っていた軽乗用車に当たりました。
この事故で軽乗用車は、天井とフロントガラスが壊れ、警察によりますと運転していた30代の男性が腕などに軽いけがをしたということです。同乗者はいませんでした。
倒れた木は、長さが5メートルほどだということで、警察は台風による大雨で地盤が緩み倒れたのではないかとみて詳しい状況を調べています。
また、岡山県浅口市では17日午後8時ごろ、外の様子を見ようと家から出た82歳の女性が強風にあおられて転倒し、頭に軽いけがをしたということです。
岡山県内では、住宅などが水に浸かる被害も出ています。
NHKが県内の自治体に取材したところ、17日午後11時現在、岡山市で住宅3棟、倉敷市で住宅と店舗あわせて2棟、瀬戸内市で住宅1棟の合わせて6棟が床上まで水につかったほか、岡山市で住宅38棟、倉敷市で住宅30棟、瀬戸内市で住宅6棟、備前市で住宅2棟、早島町で店舗1棟、美咲町で住宅1棟の合わせて78棟が床下浸水しました』
・「台風18号 四国では1人と連絡とれず (午前0時)」(2017/09/18 00:41 NHK)
『台風の影響で四国地方では、1人と連絡が取れなくなっているほか、風にあおられて転倒するなど3人がけがをしました。
警察によりますと、17日午後9時20分すぎ、香川県三豊市高瀬町で住宅の裏山が崩れました。
崩れた土砂が住宅の母屋に流れ込み、ここで暮らしていた80代の女性と連絡がとれなくなっているということです。
同じ敷地の離れに住む3人は無事だということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。
また、17日午後、高知県四万十市の路上で市内に住む96歳の女性が、スーパーマーケットに歩いて買い物に向かう途中に風にあおられて転倒し、消防によりますと右の太ももの骨を折る大けがをしました。
このほか、徳島市などによりますと、徳島市の大型商業施設で、17日、77歳の女性が施設の外に出たところ、風にあおられて転倒し、骨折するけがをしたほか、愛媛県今治市では自宅で土のうを積んでいた80代の男性が転倒して左足にけがをしました。
浸水の被害も出ています。
愛媛県によりますと、大洲市で5棟、西予市で1棟の合わせて6棟の住宅が床上まで水につかりました。
また、松山市ではおよそ10棟の住宅が浸水しているということで、県や市が確認を進めています。
このうち、松山市西石井のマンションでは、17日午後、道路より数段下がった場所にある1階のエントランス部分が水につかり、住民らがひざのあたりまで水につかった状態でマンションに出入りする様子が見られました。
さらに高知県では、越知町で床上浸水が1棟、四万十町で床下浸水が1棟の被害が出ているほか、香川県では、高松市内で合わせて17棟の住宅が床下まで水につかったということです。
土砂災害の被害も出ていて、愛媛県では、久万高原町の東明神で斜面が崩れ、近くの住人の車庫が半壊したほか、伊方町足成では町営住宅4棟の裏手で土砂崩れが起き、2世帯・2人の高齢者が、近くの集会所に避難しましたが、いずれもけが人はいないということです』
・「台風18号 東海・北陸の被害(午前0時)」(2017/09/18 00:11 NHK)
『岐阜県では、17日午後8時40分ごろ、各務原市尾崎北町の住宅で屋根の瓦が落ち、この家に住む40歳の女性の額に当たりました。女性は病院で手当てを受けていて、けがの程度はわかっていませんが、意識はあり、命に別状はないということです。
また愛知県では、17日午後10時ごろ、名古屋市天白区で歩いていた50代の男性が風にあおられて転倒し、顔をすりむくなどの軽いけがをしました』
・「台風18号 九州の被害 大分で1人行方不明(午前0時)」(2017/09/18 00:07 NHK)
九州では、大分県で、1人が行方不明になっているほか、3人がけがをしました。
大分県豊後大野市で、17日午後、71歳の男性が「田んぼに行く」と言って自宅を出たまま行方がわからなくなり、警察などは雨で増水した川に落ちるなどしたおそれもあるとみて捜しています。
大分市では、住宅の裏山の斜面が崩れて家の中に土砂が流れ込み、この家に住む80代の女性が足に軽いけがをしました。
臼杵市では、92歳の男性が外で転倒してけがをしたほか、60歳の男性が自宅の敷地に流れ込んだ土砂で足にけがをしたということです。いずれもけがの程度は軽いということです。
<河川被害>
大分県では、各地で川の水があふれる被害が出ています。津久見市では、市内を流れる川があふれ、広い範囲が水につかりました。
午後3時すぎからは、市役所の1階に水が流れ込み、一時、くるぶしの高さまでつかったほか、周辺一帯のほとんどが水につかり駐車場では水に浮かぶ車もあったということです。
豊後大野市では、午後4時ごろ、三重町浅瀬の大野川の一部で水があふれ、川沿いにある住宅3棟が床下浸水したということです。
<土砂崩れなど>
また、大分県別府市では、17日午後4時ごろ、住宅の裏山で土砂が崩れました。
裏山は高さおよそ5メートル、幅およそ5メートルにわたって崩れ、住宅の1階の窓ガラスが割れていたということですが、けが人はいなかったということです。
大分県竹田市にある西宮神社では、高さ4メートルの石垣が幅およそ4メートルにわたって崩れたのが見つかったということです。
崩れた石垣は隣の住宅の敷地に崩れ落ちたということですが、けが人や建物への被害はないということです。
強風による建物被害
宮崎県国富町では、9棟の住宅の一部が壊れたり車が横転したりする被害があり、宮崎地方気象台は突風による被害とみて、18日以降、詳しく調査することにしています。
このうちの住宅1棟では、敷地内の直径1メートルほどの木が倒れ家の屋根や壁の一部を壊しながら住宅にめり込む被害もありました。
宮崎市では、住宅2棟の屋根瓦が飛ばされたり、農業用ハウスのカバーが飛ばされたりする被害があり、市では台風に伴う強風の影響とみて状況を調べています。
宮崎県延岡市では、住宅の瓦が飛ばされたり物置小屋が壊れて吹き飛ばされたりするなどの被害があり、警察は台風に伴う強風の影響とみて調べています。
鹿児島県の十島村の小宝島では、小宝島小中学校の窓ガラス1枚が強い風で割れたほかテレビのアンテナ線用の鉄柱3本が倒れる被害があり、隣の宝島でも樹木3本が倒れる被害があったということですが、けが人などはいないということです』
・「住宅倒壊 1人と連絡取れず 香川 三豊」(2017/09/17 23:33 NHK)
『警察によりますと、17日午後9時20分すぎ、香川県三豊市高瀬町で住宅の裏山が崩れました。崩れた土砂が住宅の母屋に流れ込み、ここで暮らしていた80代の女性と連絡がとれなくなっているということです。同じ敷地の離れに住む3人は無事だということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。
倒壊した住宅の近所に住む70代の男性は「倒壊した住宅には母屋と離れがあり、母屋に80代後半の女性が1人で暮らし、離れに娘夫婦が暮らしていた。近所の人から、母屋に裏山の土砂が流れ込んで女性が巻き込まれて、消防が救助にあたっていると聞いた。無事でいてほしいと思います」と話していました』
・「大分 津久見 約300世帯が孤立状態』(2017/09/17 23:16 NHK)
『台風18号の影響で川があふれるなどの被害が出た大分県津久見市の川野市長は、17日夜会見し、市内のおよそ300世帯が、道路が通行できなくなるなどして孤立状態となっていると明らかにしました。市によりますと、体調不良を訴える住民は出ていないということです。
大分県津久見市は、台風18号の影響で、中心部を流れる津久見川など複数の川が氾濫し、住宅などが浸水する被害を受けたほか、市役所も1階部分が水につかりました。
津久見市の川野幸男市長は、17日夜会見し、四浦地区の一部や赤崎地区など合わせて13の地区の313世帯・529人が、土砂崩れで道路が通行できなくなるなどして孤立状態となっていると明らかにしました。
いずれの地区についても連絡はとれていて、体調不良を訴える人は出ていないということです。
また市内では、今のところ、けが人の情報は入っていないということです。
一方で、住宅への被害については、浸水が広い範囲に及んでいて、状況が把握できていないということです。
市は、公用車の多くが被害を受けたことから、18日以降、自衛隊などの協力を得て被害状況の確認を進めていきたいとしています。川野市長は会見で「ここまで大規模な大雨の災害は初めてで、被害状況がまだ把握できていない。1日も早く復旧できるよう精いっぱい努力したい」と述べました』
・「大分 津久見 市役所に住宅浸水の連絡が数十件以上」(2017/09/17 15:34 NHK)
『大分県津久見市の防災担当の職員によりますと、市内を流れる津久見川や徳浦川から水があふれ、「住宅の床下が水につかった」などという住民からの連絡が午後2時半ごろから数十件以上寄せられているということです。
市役所では、風雨が強いため外出は危険だとしていて、エリアメールなどを通じて、自宅の2階以上か家の中でより安全な場所に避難するよう呼びかけています。
老人ホームも水につかる
大分県津久見市を流れる徳浦川のそばにある老人ホーム「秋桜」の職員によりますと、徳浦川からあふれた水が午後2時すぎごろから施設に流れ込んでいて、午後3時現在、施設の1階部分の床が最大で2センチほど水につかっているということです。
施設に入居しているおよそ30人の利用者は2階に避難していて、全員無事だということです』
・「大分 津久見 広範囲で浸水も被害全容つかめず」(2017/09/17 18:59 NHK)
『1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られる大分県津久見市では市内を流れる川があふれ、広い範囲が水につかったと見られますが、警察や消防は道路の至る所が冠水して思うように巡回できず、被害の全容はつかめていないとしています。
津久見市によりますと、午後2時半ごろから市内を流れる津久見川や徳浦川から水があふれ、「住宅の床下が水につかった」などという連絡が住民から相次いで寄せられました。
午後3時すぎからは市役所1階に水が流れ込み、一時、くるぶしの高さまでつかったほか、市役所の周辺一帯のほとんどが水につかり、駐車場では水に浮かぶ車も見られたということです。
市によりますと、次第に水が引き始め、午後6時の時点では市役所内の浸水は解消し、周辺でも水が引き始めて通行できる道路もあるということです。
ただ、警察や消防によりますと、市内では依然として道路が至るところで冠水しているため、被害を確認するための巡回が思うように進まず、全容はつかめていないということです』